毎回の稽古で、島田先生はテーマを決めて教えてくださるのですが、今回は「重さをぶつける」ことに主眼を置かれていたように感じました。
この重さを使えると、とんでもない破壊力を出すことができます。実際に先生の腕がぶつかると、骨が折れるのではないかというほどの衝撃を受けます。ただ単に振り下ろされた腕にこもる“力”・・・・。不思議な感覚です。
この「この重さを使える」ためには、力を抜くことが一番大切なことです。つまり、力を抜かなければ、自分の重さを感じることができません。自分の重さを感じなければ、重さを使えません。しかし、実際に相手と対峙して稽古をすると、どうしても肩や腕に力が入り、身体の重さを十分に使うことができないものなのです。
すごく荒っぽくいってしますと、そのために必要な神経と身体を、「立禅」の稽古で養っているといえます。
島田先生曰く、「ゆったりとした気分が大切。その上にいろいろなものを積み上げていく」
とりあえず、今週の練習のテーマとしては、スパーリングや打ち込みの動きの中で、「重さをぶつける」ことを意識した動きをとりいれていきたいと思います。